【第9回】【結婚悩み解決】なぜ、わかってくれないの?気持ちのすれ違いが起きる理由

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「なんで、こんなに伝わらないんだろう」
「どうして、わかってくれないの?」

結婚生活の中で、そんなふうに思ったことはありませんか?

私は何度もありました。

自分では一生懸命に話しているつもりなのに、
相手には届かない。
逆に、全く違う意味で受け取られてしまって、
傷つけるつもりなんてなかったのに、相手が怒ってしまう。

そのたびに、なんとも言えない虚しさと、悲しさが心に残っていきました。

でも、あるとき気づいたのです。

「伝わらない」のではなく、「伝え方」がすれ違っていただけだったんだと。

今回は、そんな「気持ちのすれ違い」について、
なぜ起きてしまうのか、どうしたら減らせるのかを一緒に考えていきたいと思います。

このテーマは、結婚生活だけでなく、人間関係すべてにおいて大切なことです。

特に夫婦のような、毎日顔を合わせる関係では、
小さなすれ違いが大きな溝になってしまうこともあるからこそ、
今、この記事を読んでくださっているあなたにとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。

そもそも、「伝える」ということは、とても繊細な行為です。

人はそれぞれ、感じ方も、話し方も、聞き方も違うからです。

たとえば、同じ「疲れた」という一言を聞いても、
ある人は「ねぎらってほしい」と受け取るし、
ある人は「話しかけないで」というサインだと感じるかもしれません。

同じ言葉でも、相手によってまったく意味が変わってしまう。

だから、「なんでわかってくれないの?」と思うとき、
その背後には、“言葉のズレ”という小さなすき間があるのです。

私自身、夫との間で何度も経験しました。

たとえば、仕事でつらいことがあって、
「今日はちょっとしんどかった」と言ったときのこと。

私は「そうなんだ、大変だったね」と言ってもらいたかった。
でも夫は、「あの仕事、やり方を変えた方がいいんじゃない?」と返してきた。

……その瞬間、私はがっかりして、黙ってしまいました。

でも夫からすれば、私は「アドバイスを求めている」と思ったらしいのです。

このとき私は、初めてはっきりと気づきました。

“伝わらない”のは、相手のせいじゃない。
自分の中で、「どう伝えてほしいか」「何を求めているのか」が曖昧なまま話していたからなんだと。

だから私は、その次からはこう言うようにしました。

「今は、ただ話を聞いてほしいだけなんだ」

すると夫の反応がガラッと変わったのです。

「そっか、そうだったんだね」と、
やさしい顔でうなずいてくれたその瞬間。
それだけで、涙が出るほど救われたのを覚えています。

わかってもらえるって、こんなにも嬉しいことなんだ。

そして、私はこうも思いました。

“伝わらない”を、“伝え直せる”に変えるだけで、関係は変わる。

この記事ではさらに、「すれ違いが起きる3つの理由」「伝わる言葉のコツ」も掘り下げていきます。

◆ 気持ちのすれ違いが起きる3つの理由

① 前提が違う
たとえば、ありがとうを口に出して伝えるのが当たり前だと思っている人と、
「察してくれるのが愛」と思っている人とでは、すれ違いが起きやすくなります。

私たちは育ってきた環境や文化、家族の在り方によって、
「愛の伝え方」「気持ちの表現方法」が全然違うのです。

② タイミングのズレ
話したいときに相手が疲れていたり、
相手が話し始めたときにこちらがスマホに夢中だったり。

ほんの数分、数時間のタイミングの違いで、
「聞いてくれなかった」「興味がないのかな」と誤解してしまうことも。

③ 自分の気持ちが言語化できていない
「なんかモヤモヤする」「イライラしてる」
そう感じていても、それが“悲しさ”なのか、“寂しさ”なのか、
言葉にできないと、相手もどう受け止めればいいかわからないのです。

だからこそ、まずは自分の心の声に耳を傾けることが大切です。

「本当は、どうしてほしかったんだろう?」
「私、いまどんな気持ちなんだろう?」

そう問いかけることで、少しずつ“本音”に近づいていきます。

◆ 伝えるときのコツ

気持ち+理由」で伝える
「怒ってる」ではなく、悲しかった。○○と言われて寂しくなった」のように、
感情と背景をセットで伝えると、相手も受け止めやすくなります。

◎ タイミングを選ぶ
疲れているとき、忙しいとき、心に余裕がないとき——
誰でも「聞く力」は落ちています。

だからこそ、「今ちょっと話したいことあるけど、いいタイミング教えてくれる?」と聞くだけで、
ぐっと伝わりやすくなるのです。

◎ 感謝をセットにする
「聞いてくれてありがとう」「話せてよかった」
このひと言があると、相手の中にも「関係を大切にしたい」という気持ちが芽生えます。

——すれ違いは、「関係が悪いから起きる」のではありません。
“わかりたい”“つながりたい”という想いがあるからこそ
そのズレが気になってしまうのです。

でも、そこで伝えることをあきらめなければ、
ふたりの間に、また新しい理解が生まれていきます。

そんな「小さな歩み寄り」を、私たちは大切にしたいと思っています。

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・言いにくいことをやわらかく伝えたい
・関係がこじれる前に気持ちを整えたい
・“わかってほしい”がうまく伝わらない…

そんなときに、今日からすぐに使える小さなヒントをギュッと詰め込みました🧡

あなたの言葉が、もっと届きますように。
そして、ふたりの関係が、少しずつ整っていきますように🌷

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◆ 読者さんから届いた、あたたかな声

このブログを読んでくださった方から、こんなメッセージをいただきました。

「夫と会話が減っていたのですが、“ただ聞いてほしい”って伝えてみたら、
いつもよりじっくり耳を傾けてくれて…その姿にびっくりして、涙が出てきました」

「私は今まで、黙ってればわかってくれるはず、と思ってたけど、
ちゃんと伝えないと、相手には届かないんだなって痛感しました」

そう。言葉にするって、勇気がいります。

でも、その一歩が、ふたりの関係をほんの少しずつやわらかくしてくれる。

すぐに完璧に伝えられなくても大丈夫。

「うまく言えない」も、ひとつの伝え方なんです。

大切なのは、あなたが「ちゃんと向き合おう」としているその姿勢。

きっと、それは相手にも伝わっていきます。

◆ 最後に、あなたへ。

「なんでわかってくれないの?」

そう思ってしまう日があっても大丈夫です。

それは、「わかり合いたい」と願っている証だから。

人は、違って当たり前。

でも、その違いを超えて、歩み寄ろうとする中に、
“ふたりにしかない関係”が育っていきます。

すれ違いの先に、あたたかな気づきがありますように。

あなたの伝えたいが、今日、少しでも届きますように。

そして、ふたりの時間が、すこしずつ整っていきますように。

このブログが、そのきっかけのひとつになれば嬉しいです。

また次回のブログで、お会いしましょう🌿

◆ すぐにできる、小さな実践3つ

① 毎日のありがとうを、ひとつだけ口に出す
気持ちはあっても、言葉にしないと伝わりません。
まずは小さなありがとうから始めてみてください。

② 自分の感情に名前をつける
「いま私は、寂しいと感じている」「ちょっと虚しさがある」
感情を言葉にする力が、伝える力になります。

③ タイミングを“確認”してから話す
「今、ちょっと話してもいい?」とワンクッション置くだけで、
ふたりの空気がぐっとやわらかくなります。

——どれも、すぐにできることばかりです。

大きな変化は、こうした小さな習慣の積み重ねから生まれます。

◆ 私の“あの日”のこと

最後に、私の忘れられない日について、少しだけお話しさせてください。

ある日、私が仕事と家庭のことでくたくたになっていたとき、
何も言っていないのに、夫が静かにそばに座り、ただ一緒にいてくれました。

私は「今日はもう誰とも話したくない」と思っていたのに、
その沈黙が、涙が出るほどやさしくて…

夫が言ったのは、たったひと言。

「なんかあった? 無理に言わなくていいけど、そばにはいるからね」

それだけでした。

でも、そのひと言に、私はどれほど救われたか分かりません。

言葉って、短くても、やさしくても、十分に届く。

この経験が、私の「伝える」「聴く」「わかりたい」という想いの原点になりました。

あなたにも、そんな小さな奇跡が、今日、起きますように。

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